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2008/09/04

FMDの影響

前回の記事で、「Natioal Teamの編成の方法が、各国で異なるのはなぜなんだろう?」と書きました。気になったので、さる関係筋?に伺ってみました(^^;)

まず、通常National trialでは、羊は同じ大きな群れの羊を使うそうです。この群は大農場からトラックで運ばれて来ます。その大きな群れから5頭づつを切り離して、トライアルで走らせます。なぜなら同じ群れの羊たちは、ほぼ似たような動き、行動をするので、羊の状態からくる不公平を極力抑えられるからです。(さらに、全ての羊が1度しか走らないので、動物愛護の点でも評価できる ←あびちょ考)

そして、全てのナショナルトライアルでは、3日間を通して全チーム(約150チーム)のスコアから、高い順に1~15席までを選び、それにreserveチームを1つ加えて、Internationalを走るチームを編成します。

ところが昨年、このトライアルシーズンにFMD(Foot and Mouth Disease : 口蹄疫)が発生し、羊の移動は禁止されてしまいました。それによって、大きな農場から大群を運んで来ることが不可能になり、やむをえず、その場の既存の群れを使うことになったのだそうです。結果、ナショナル期間中に同じ羊が3~5走することになり、3回も走るうちに羊たちは疲れ、ゲートがどこにあるかも覚えてしまう。そうした不公平を是正するために昨年とられた措置が、今年EnglandやWalesが適用した選定基準なのです。

つまり、それぞれの日ごとに1~5席までを選び、3日間で15チーム。さらに各日の1席チームによるrun-offで最終的にチャンピオンを決定するというものです。羊の可変性を考え、チームを選択するための、より公正な方法であると考えられたわけです。

今年そのまま、この選定基準を続行することにしたのが、EnglandとWales。伝統にのっとって?以前のように3日間通しの結果から、1~15席までを選んだのがScotlandと Ireland ということです。(ちなみに、ISDSのサイトで確認してみたのですが、Scotlandは結局、昨年も羊を使い回したにもかかわらず、通常通り1~15席までを選んだようです)

どういう思惑があって、Scotlandが今年、最終日だけ羊を変えたのか?それならなぜ、選定基準をEnglandやWalesと同じ方法にしなかったのか?それは「誰もわからないのよ~」なんだそうです。 メールには3日目の羊たちが「どんな羊たちだったか」も、書かれていましたが、「それは、ヒドイ(T_T)」という内容でした。

シープドッグトライアルにおいては、ハンドラーと犬は常に自然と向き合っています。

彼らの作業は400ヤードかなたに配置された羊の群れを、ハンドラーの元へ運んでくることから始まります。

時には、雨や霧に視界を遮られたり、かと思えば、真夏の太陽にさらされたり、犬がフィールド途中の沼地にはまってしまったり、さらには彼らが対峙している相手も生き物であり、いつも従順に犬に従ってくれるわけではありません。犬が弱いとみるや向かってきたり、1頭だけはずれてしまったり。。。条件は誰に対しても、いつも一定というわけにはいきません。でも、だからこそ、人為的にもたらされる不公平は、避けなければならないでしょう。

日本では、シープドッグトライアルはまだまだ発展途上のドッグスポーツです。愛好家を取り巻く環境は非常に限れらており、苦肉の策をとらなければならないこともあるかもしれません。それでも、できるだけ「公平」に物事を進めることが大事なのだと、今回のScottishの運営から感じています。

あ~、それにしても、今でもJoeがInternationalに出ないことが残念でなりません。だって、Interしか、ISDSはDVD発売しないんだもん(゜o゜)\バキ!

Ben_1st_herding_001_3

AledとBenzo。北ウェールズの秋はいつも雨が降っている。

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